財団概要

中央競馬は、健全娯楽として多くのファンに支えられ、親しまれて、著しい成長を遂げてきました。日本中央競馬会は、勝馬投票券の売上の10%と、さらに決算をして剰余があれば、その2分の1相当額を日本中央競馬会法の定めるところにより、毎年国庫納付金として納めることになっています。

国はその納付された総額の25%を民間社会福祉事業振興のために充てることとされており、これは国の一般会計として執行され、厚生労働省を通じて我が国の民間社会福祉事業に寄与しています。

一方、かねてから中央競馬の馬主の間で、自分たちの手で、かつ目に見える形で社会福祉に貢献したいという気運があり、これに併せて競馬に対する社会の認識を高めることを目的として、競馬賞金の一部を自主的に拠出することにより、昭和44年10月に財団法人 中央競馬社会福祉財団(現 公益財団法人 中央競馬馬主社会福祉財団)が設立されました。

爾来、全国の民間社会福祉施設等に助成金を交付しており、その累計額は、令和5年度までに29,790件、1,229億円余に達しています。

その他、当財団では民間社会福祉施設職員を対象とした海外研修事業を昭和45年から、国内研修事業に対する助成を昭和48年から実施しています。

このように中央競馬馬主社会福祉財団は、長年にわたり我が国の社会福祉事業の発展充実に貢献しています。