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毎月曜日には、特別な支援を必要とする子供に対して、言語聴覚士、臨床心理士、支援教員の会議を開き、話し合われる。乳児保育園グループでは、デンマークの特徴的な設備について説明があった。それぞれのグループの部屋にトイレがついている。トイレには、おむつ交換台のスライド式が備え付けられていて、子供が自分で台に上がれるように上下にも動く。抱き上げたり、持ちあげないようにペタゴーの体を守る法律が定められている。7.4月17日15:00~16:30視察先:自閉症センター(Autismecenter Holmehoj)対応者:Torben Bog-Jensen(センター長)報告者:吉本信介Holmehojは自閉症者のための居住と活動の場である。高度自閉症センターということでKommune(市)ではなくRegion(県)が運営しており拠点となっている。自閉症支援には1ペダゴーは知識がなければいけない2見通しと安心感を常に提供しなければいけない3成功体験を積み重ね常に成長できる視点4皆で情報を共有し何度も繰り返すことが重要である。また、他の知的障がい者と自閉症者が一緒に生活することは望ましくなく、特にダウン症者との生活はありえないとのことだ。訪問した居住区はアルファベットのHのような建物で、それぞれ隅に部屋があり計8名入居されている。部屋はトイレ・バス付の2部屋で自分の趣味で埋めつくされていた。隣接して作業所がありそこで作品を作り、販売したものが売れそれが自信につながっているそうだ。年金が十分保障されているので、お金を稼ぐという目的ではない。写真での情報提供やトランポリンなど感覚を刺激する道具もあり、常に職員間で協議してアイデアを出している様子が伺えた。8.4月18日9:30~11:30視察先:高齢知的障がい者の住宅(Vestereng)対応者:Triwe Isager(コーディネーター)報告者:吉本信介Vesterengは29名の知的障がい者が入居している高齢の知的障がい者を対象とした住宅である。最高齢89歳で40代半ばから70代半ばの年齢層で、医療ニーズも高く、糖尿病による透析治療や統合失調症による投薬治療まで幅広く対応している。また、終の棲家としてターミナルケアも行っている。認知症コーディネーターは自施設だけではなく、地域の高齢知的障がい者の相談支援なども行っている。その他、ペダゴーや社会保険介護士、OT、事務職総勢40名が連携して支えている。勤務?8?