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体制は、夜勤者2名、朝・夜それぞれ5~6名、その他日勤がおり、複雑なローテーションが組まれていた。ここに入居されている人も、過去にコロニーに収容されていた方が殆どで、施設解体により小規模単位での生活が実現しているが、入居者用にそれぞれ玄関があり、バス・トイレ付の2部屋が保障、完全に独立している。施設の利用者ではなく、アパートの住人という発想である。何事にも自己決定が優先で、食事の場所や就寝時間、活動参加も自由である。9.4月19日9:00~10:30視察先:特別支援学校(Stendalen)対応者:Jan Moller Iversen(校長)報告者:久徳典代Stendalenは、フレデリシア地区に約60年前からある障害児支援を行ってきた学校で、現在では統合教育を行う地域の障害児支援学校として機能している。訪問時は約550名の小中高生が在籍しそのうちの約150名が特別な支援を受け、80人の職員がいるとのことであった。支援グループは、知的障害(身体障害を伴うこともある)、ADHD・学習障害・行動障害、自閉症の3つのグループに分かれ1クラス5~6人で学んでいるクラスが多い。朝8時半から登園した生徒は一緒に学童ルームで過ごし日中はそれぞれの学級で学び、再び学童クラスに戻って過ごす。特別支援教員は、クラス間の移行や交流がスムーズになるよう特に配慮を行っているということだった。年2回の学習計画立案にあたっては親の参画が前提であり、本校に在籍するPT・OT・ST・臨床心理士なども参加して定期的に話し合い、評価を行っている。2007年から障害者に対する3年間の追加教育が認められるようになり、生徒たちはニーズと必要に応じて25歳まで、コミュニケーション・生活の質・職業のスキル・趣味など自立に向けて学び続けることができるようになった。生徒は卒業後も家族と同居しないのが一般的である。10.4月19日10:30~12:00視察先:特別支援幼稚園(Stendalen)対応者:Inge-Lise Andersen(校長)報告者:久徳典代Stendalen特別支援幼稚園は、Stendalen特別支援学校と同敷地内にある統合幼稚園であり、68人の子どもが在籍する。うち30人が特別な支援を要する子どもたち。クラスは成長の年齢や障害の状態に応じて6つのクラスに分けられている。40人の職員のうち幼稚園教員以外にPT2人、OT1人が在籍し、STも週に一回通ってきている。それぞれの専門家は幼児に直接に関わったり、教員らに支援の方法を伝えたりしている。?9?