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この骨組みを基にし、様々な活動において使う材料を工夫し、遊びの中から子どもたちに学びとらせる早期教育目標を“Early Learning Goals (ELGS)”と呼ぶ。実際に研修中に体験できた具体的な手法を以下にまとめる。○読み書き能力に使われているアクティビティー(例:写真赤ずきんの題材)1つ大きな袋に分類されてる。袋の中には、絵本/人形/おおかみの小さいおもちゃの模型/果物や食べ物のおもちゃの模型/ワークシート/などが入っている。導入→絵本や人形で読み聞かせ。展開→子どもたちの目の前に絵本から飛び出してきたかのように、登場してくる物に近い模型を子どもたちに持たせ、ストーリーを思い出させながら、今度は登場人物になりきって、ストーリーを再現する。まるで、3Dの映画のような手法だったので、私は“3D技法”と名付ける。ただ、絵本を読み聞かせるだけよりも登場人物になり、ロールプレイができることで、子ども達はストーリー赤ずきんの題材を集中して覚え、記憶しようとする力が養われる事を保育士に教えてもらった。日本でも導入したい手法である。○世界を知る園庭にあるビニールハウスで、子ども達が育てた野菜や花を保護者が集まる行事のバザーで、子ども達が店長になり硬貨で売買する。日本では保育園児が物を売るという経験をすることがないので驚いたと同時に、なぜこれが世界を知るということになるのかを質問した。子ども達が植物を育てていく過程の中で、違い(花の種類/大きさ/長さ/など)を知ることは、環境・自然の理解にもつながる。世界を知るということは、25カ国の違う国籍を持つ園児の保護者や家族とバザーで挨拶や会話をする体験を通して、それぞれの国の挨拶や表現方法の違いを肌で感じられる目的がある。園と地域の特色を上手に活かしたとても良い内容であると思った。○数字机に座り、ホワイトボードに向かい学習するスタイルではない。園庭にある木の大型ブロックで、スペースシャトル打ち上げ基地を作り、子ども達がシャトルになり、視覚でも理解できるようにスケッチブックに書いてある数字を見ながらカウントダウンする。遊びの中で子供が自分で学び取れることが良いとはわかっていたが、私はこれまで見つけられなかった。単純ではあるが、少し発想を変えただけで子供達にとっても楽しくそして知識になる手法を保育士は、勉強会やイン?74?