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Ⅲおわりに今回の研修では馬について深く学び、当初設定した目標全てに道筋を見つけることが出来たと実感している。海外で実践されている治療的乗馬にも触れ、専門性の向上に刺激を受けた。世界トップレベルの乗馬指導者は、とても親しみやすい人であった。もう一つ強く感じたことは「自分を律する大切さ」である。まずは自分をしっかりと、きちんと保つ。その上で周囲にも良い影響を与えられるように研鑚を怠らない。今回の研修で学んだことを生かし、日本でももっと乗馬療法を普及させたいとの夢もある。そのためには制度づくりと共に人材育成が欠かせない。人を育てるには技術的なことを教えるだけではなく、その人の「心」を育てる必要がある。自分が苦しみながら身に付けたことの全てを伝え、人材育成に努力する決意である。最後に、自分の人生を見つめ直すようなこの素晴らしい機会を与えて下さった公益財団法人中央競馬馬主社会福祉財団のみな様と、合同研修・個別研修でお世話になった先生方、出会ったみな様に心からお礼申しあげます。急遽、帰国を余議なくされた折りには、迅速に航空便の変更をして下さった旅行代理店の方、空港や飛行機内で偶然に出会ったみなさんにどれだけ助けられたかわかりません。人の温かみを今までにないほど感じた出来事でした。また、今回の研修が決まってから色々な相談事にアドバイスをしてくれたと共に、支えてくれた第42回研修生のみな様に感謝いたします。そして、特定非営利活動法人ポニーランド長崎の理事長、職員のみならず利用者のみなさんが快く2か月間の研修に送り出してくれたおかげで、広い世界を学ぶことができました。本当にありがとうございました。?57?