kaigaikenshu_42

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所する人数が変わり、職員は2人いる。作家は20名前後が好きな日に利用し、1日あたり、通常10名前後がいる。そして、作家らは、アクリル画、水彩画、版画、立体のオブジェクトなどの創作に各々取り組んでいた。このアトリエでは、壁で仕切られた個室から開放的な空間にテーブルが設置された部屋まで様々な創作の場が用意され、そこで熱心に創作する作家らに出会えた。もちろん職員は、作家の自主的な創作に手を加える事は一切ない、助言を求められれば、感想遊び心満載の作品です的な言葉をかけているようであるが、作品の本質に関わるような事は作家の意思だ。また職員だからと言って、常に作家と関わる訳でなく、かといって、放置しているような事でもない。・「必要な手助け」この日の朝、トイレを探している時に、清掃をしている青年(おそらく、早期年金などを受給し、清掃業務もしている)にトイレの場所を教えてもらった。その青年が私に興味を持ち、アトリエまでやってきて、自分の芸術家の家族の事をアトリエのパソコンを使って説明してくれた。その時に、職員のPeterさんもその場に一緒にいた。その後ろを麻痺のある女性(脳性麻痺であろう)作家が、電動車いすで、絵の具の筆を洗うために移動してきた。後ろを通れずにいて、筆と水入れを示し、「通沢山の作品を見せてくれましたれない・・・・。ちょっとやってよ。」と思われる言葉を発すると、すっと、道を空けて、青年は、「どうぞ。自分で。」と道を譲る。私は意外であった。私ならお節介にも水を替えているかもしれないと思った。Peterさんもそれを当然と、視点が画面に戻る。それを女性作家も嫌な様子でなく、自分でやっていた。一方、その後、私が、その作家の創作を見ている時に、その青年が、何も言わず、電動車いすに画板と紙を固定する細かい作業をやってあげた。自然に各々がそれぞれの相手の能力で出来る事を判断し、義務感としてではなく必要性で判断して行動している。・「交流」「交感」ひとりでアクリル画に取り組む作家の工房を覗くと、私に気が付き、熱心に自分の作品を小さい声のデンマーク語で説明してくれた。言葉の意味は、分からないのだが、絵から心に感じたことを英語で話す。彼に優しい笑顔が広がる。そんなことを繰り返すうちに、私たちにPeterさんが気付き、会話の助け舟にやってきてくれた。しかし、その後、意味を分かりあったから会話が?69?