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や経営とか運営に力を注いでいる。」と割り切った発言をしていた事は、その施設運営のヒントである。このアトリエでは、職員が役割を自覚し、作家らが芸術家として尊重され個々の作家が自信を持っている。また、それらは何よりオーストラリアの人々の気質「大らかに他人に対しての理解する認識」が根本にあるのであろう。Ⅶおわりにテーマに関する学びを本文中に示したが、基本の発想になる個人が社会を作っている事は、デンマークでお会いした千葉さんから学んだ。(私たちと同じ目線で接して下さって、平等な人間観から、魂に響く言葉の数々、そして、駄洒落・・・いいえ、言葉を巧みに操る話術に魅了されました。)そこにも「真の福祉」の原点があった。個々が自身の満足、幸せに真摯に向き合う事で他人との調和も考える事が出来る。満足しているからこそ、他の人と満足を分かち合う。今回の研修では、「芸術」の視点で「福祉」を見た。「芸術」から「真の福祉」「人が生きる事の喜びに満ちた日々」を得る「術」を学んだ。人のそれぞれの違いは、比べて優劣を見出すようなものではない。個人の授かった能力を精一杯使う事が満足する日々につながる。時に「芸術」表現からは、天地が分かれる以前の感覚に近いものを感じることができる。また、それに積極的にふれて「福祉」に大切な感性が磨かれる。私は、今回の研修で沢山のひらめきを得た。これからすべきことは、まずは、「真の福祉」を活動として表現できる場を作る。そして、更に思想的に「真の福祉」を探求したい。これからも「福祉」に関わり生きてゆく、その歩むための基礎をこの研修で自分のものとした。帰国後に待っていた生活の変化にも、研修で得た情熱は揺るがない。なにより研修が、実り大きくなったのは、自分の力でない。支えて下さった方々への感謝に尽きる。<感謝の言葉>日欧文化交流学院の学院長の銭本さんとのサムライ魂を感じた言葉のやり取りを思い出しています。研修に挑む視点が磨かれました。日本の方がいると知らずBIFROSTでお会いした哲子さんには驚きました。創立者のPerさんの奥様でRandersの新聞に載るような芸術家で、私の芸術への感性を最大に開いてくださいました。スイスのWeingart一家のやさしさで痛風の痛みは、奇跡の如く去りました。また、文子さん、研修先の手配の協力に感謝いたします。カナダのHasegawa一家の、Minoruさんからご教示頂けたコンピュータのlogic、アメリカとカナダで長年教授をお務めした方からの個人指導は贅沢でした。私の「認識」の理論も明確化されました。また、縄文文化への興味は予想外の収穫です。静江さんの歓迎は、日本の心でした。Dickさんからの愛情に骨まで癒されました。Davidさんの日系カナダ人魂に共感しました。柳澤貴司さんと過ごしたホームや休日の日々の充実が未だに輝いています。私を研修生として選んでくださった財団の皆様、そして、一緒に選ばれてチームとして共に学び合った、瀬川さん、長田さん、竹下さん、個人研修中も一人ではなかったです。「きこり」の関係者は、今後、私の「真の福祉」への探求への道を?81?