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概要

kaigaikenshu_43

テム(プライベートスクールでも登録をすると4歳の子も無料になる)はあるものの、制約が多くなる。それゆえ、特色のある日本のスタイルを守る為に登録していないそうだ。安全面では、登園、降園時には保護者(住み込みのお手伝いさんの場合もある)がサインイン・アウトをシートに記入している。その他アメリカでは指紋(フィンガープリント)で身分確認をする事が一般的に行われており、こちらでは実習生にも義務付けているそうだ。乾氏からは印象的な質問を投げかけられた。公園にいる母親に、自分の子がどんな子に育って欲しいかをインタビューをすると、日本人とアメリカ人からはどの様な答えが返ってきたかという内容であった。結果は、日本の母親からは人に迷惑をかけない子に育って欲しい、アメリカの母親からは自分の意見を言える子に育って欲しい、という事だった。自分ならば、身近な教育者は、また保護者ならばどう答えるであろう。そしてその願いと共に育てられた子ども達の将来の姿はどの様なものであろうか。日本人の、アメリカ人の国民性の違いを深く考えさせられた出来事であった。また、両方の文化に触れながら育っていくこちらの園での子ども達の将来の姿がとても楽しみであると感じた。3.4月7日14:00~15:30視察先:Edgewood Center For Children And Families(児童家庭センター)対応者:Mr.Gregory Sterchi(Director Residential Program)報告者:森脇美知緑色の木々や芝生、景色の中にパステル調で美しく、温かい雰囲気の建物が並んでいる。Edgewood Center For Children And Families(児童家庭センター)は子ども達とその家族の為の施設で、児童、青年、そして家族を健全な状態へと導きサポートし、ポジティブに変化を遂げた後に大人へと育成していくよう力を注いでいる。全ての児童は社会と家族からサポートを必要としているが、このサポートシステムが家族の重荷となり上手く機能しない場合には、子ども達は苦しめられ特別な援助が必要となるのである。こちらの施設では、特別なプログラムを通して連携を図りながらサービスを提供し、子ども達の回復力の助長、家族力の向上を図る役割を担っている。主に、サンフランシスコのベイエリアとカリフォルニア州全域からの子ども達を受け入れている。学校で、家庭で、また地域で子ども達が成功していけるよう力を尽くしている。学校での細やかな援助、家庭での虐待からの安全確保を行うと共に、両親、親戚、保護者、教師もまた、このサポートを受けられる仕組みとなっている。これらは全て子どもの健全な育成へと繋がっていくのである。150年以上前に設立された入所型の施設で治療も行っている。まず入院一歩手前の子が来て、リサーチを行う時には散歩や音楽を聞いて気持ちが落ち着くのを待ち、そこから受け入れが始まる。ファミリーコネクションプログラム(Family Connection Program)では、家族を巻き込みながら援助を進めていく。学校に通いながら教師、保護者、スタッフと信頼関係が築けるよう徐々に?7?