ブックタイトルkaigaikenshu_43
- ページ
- 32/118
このページは kaigaikenshu_43 の電子ブックに掲載されている32ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは kaigaikenshu_43 の電子ブックに掲載されている32ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
kaigaikenshu_43
4. Best Practice Day 2015(5月1日)(1)主催:GTA REHAB NetworkGTA(グレーター・トロント・エリア)と呼ばれる都市圏からの公的資金を受けた病院や地域の組織から構成されている。リハビリを必要とする人々が最適なリハビリが受けられるように連携して、リハビリの統合に努めネットワークシステムの構築を目指している。ネットワーク構築の取り組みとしては1健康保険システムの変容の擁護と形作り2リハビリサービスの質の向上とアクセスの改善3リハビリサービス計画と技術向上施策の展開と適用4ベストプラクティスや知識の交換としており、その一環として、年に一度、リハビリ専門職だけではなく、医師、看護師やソーシャルワーカー、行政のスタッフなどが一堂に会し、ベストプラクティスの取り組みを発表、意見交換、基調講演などを行う。(2) 2015年のテーマ“Rehabilitation and Reintegration : Perspectives across the Continuum”リハビリテーションと社会復帰:連続性の展望(3)ワークショップFrom Hospital to Home…and Back Again? Stories from the Bridge to Home Team on ImprovingDischarges for Complex Patient(入退院を繰り返す複雑な事情を持つ症例に対する、在宅への“ブリッジ(橋渡し)チーム”の退院へのアプローチ向上について)印象的だったのは、トロントの特徴でもある“移民”で身寄りがなく、在宅でケアしてくれる人がいないという症例報告だった。一人暮らしで在宅でのケアが適切に行えず、再入院を繰り返していた。ブリッジチームのアプローチとしては、そのケースが属するコミュニティと連携し、少しでも長く在宅生活を送れるようにしていくというもの。サンフランシスコ、トロントともに移民が多い地域はコミュニティが発達している。言葉が通じず、文化も違う国で助け合い支えあい生きていく(互助)事が必要で、コミュニティの発達が必要不可欠であっただろう。ケアコーディネートを行う上で、今後は互助の支援を含めたサービスの提供が必要であると考える。(4) Bridge Team(在宅と病院をつなぐ多職種共働チーム)今回の学会で多く聞かれた言葉である。学会ではトロント大学の“Bridge”というプロジェクトの話も聞くことができた。とても素敵な表現だと思った。“チームの一人一人が橋を渡せる補強するピースになれる”アメリカとカナダをつなぐレインボーブリッジ?28?