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概要

kaigaikenshu_43

Ⅰはじめに今回の研修には、海外の様々な文化において幼児教育がどの様に行われているか見聞し、今後の保育、英会話教育に活かしたいという思いから参加させて頂いた。保育園の子ども達に世界では様々な文化があり各々の言語が話されている事、英語が話せるようになる事で多くの人々と心を通わせる事が出来ると伝えている。異文化理解を通し自分自身の視野が広がる事により、伝えられる事が増え、少しでも子ども達のより良い未来の役に立てるようになりたい、その様な想いを抱きながら研修に臨んだ。特に世界の子ども達がどの様な環境で言語を習得しているかを知る事により、今後の母国語教育や英語教育に役立てたい。またモンテッソーリ教育に携わる者として世界の教育機関ではモンテッソーリ教育はどの様に行われているのかを知りたいと思っている。同じ教育思想を持ち共通部分もあるであろうが、各国の背景、教育者、子ども達が違い、教育内容の特色も異なるであろう。公益財団法人中央競馬馬主社会福祉財団の海外研修に参加する機会を頂き、学んだ事を日本の子ども達、教育、保育に携わる人に広げ、より良い環境をつくり子どもの育ちに貢献したいと考えている。多民族国家・人種の坩堝であるアメリカ、教育水準が高く福祉が充実していると言われているフィンランド、教育水準が高く独特な乳幼児教育政策を進めているニュージーランドを訪問先に選び、研修に臨んだ。Ⅱアメリカ合衆国アメリカの総面積は962万8,000 km2(日本の約25倍)で人口は約3億361万人である。自助の精神を重んじ、一般的に私的領域への公的な関与を好まず、養護と教育は基本的に保護者の権利と義務の下で行われるものという傾向にある。貧困や障がい等、自助が困難な場合には政府の介入が社会保障政策として実施され、また、子育て支援は民間組織による保育サービスという形で行われ、各州政府の認可基準により質の保証をされる形をとってきた。現在では教育や保育サービスへの関心が高まり、保育サービスに関する情報公開、認可基準の強化、全ての子どもの学力向上を目指し、初等・中等教育との連続性、言語能力の育成のための就学前教育段階に力を入れるようになってきている。カリフォルニア州(4月11日~4月18日)1.Mariko Nanny~ナニー~(1)アメリカの幼児教育アメリカの幼児教育は一般的に施設型保育と家庭型保育に分類出来る。施設型保育としては公?63?