ブックタイトルkaigaikenshu_43

概要

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２．Montessori International Academy～私立日英バイリンガルモンテッソーリ幼稚園～(1)モンテッソーリ国際学園とモンテッソーリ教育についてモンテッソーリ国際学園はモンテッソーリ教育法を取り入れている日本語・英語のバイリンガル教育を行っている幼稚園である。モンテッソーリ教育とはイタリア人のマリアモンテッソーリ氏が医者という立場から科学的な目で子どもを観察し、考案し、世界中で引き継がれている教育法である。子どもを尊重し、子どもが備え持っている自分自身を育てようとする自己教育力を、最大に伸ばせるよう環境を整備し、自立を獲得していけるように教育者が援けていく。整えられた環境の中で自分で選んだ課題を、好きなだけ集中して行う事により、満足感や達成感、自信を得る、そのプロセスを繰り返す事により自己肯定感が生まれ全人格的な成長を遂げていく、そのような教育法である。日常生活の練習、感覚教育、算数教育、言語教育（一般的には母国語の習得だがこちらの園では英語・日本語）、文化教育の五分野に分かれている。モンテッソーリ国際学園では3、4、5歳児の2つの縦割りクラス（森組・空組各約30 ? 33名、日本語モンテッソーリ教師1名、英語モンテッソーリ教師1名、アシスタントの教師）、2歳児クラス（花組約21名、日本語モンテッソーリ教師2名、アシスタント教師2名）で、基本的には縦割りクラスで過ごし、4歳9ヶ月以下の幼児（昼寝が必要と定められている）の午睡時間中を中心に、年齢毎の活動も用意されている。朝夕はデイケアでモンテッソーリ教育の活動や園庭遊びが行われ、その他のレッスンやアフタークラスでは、在園児、卒園児を対象としてプロフェッショナルの講師によるピアノ、ダンス、体育、歌、日本語クラス等、子ども達の可能性を伸ばせるプログラムが充実している。(2)言語教育日本語、英語のバイリンガル教育を行い、子ども達は日本語教師とは日本語で、英語を母国語とする教師とは英語でと、言語を使い分けている。友達同士ではその場の状況に応じ両語を使い分ける。また、モンテッソーリ教育の課題を通して両方の言語を習得していく。ただし、2歳児クラスは日本語のみで保育を行う。基本的に、園外では英語に接する機会がある為、園内では日本語の基礎を確立し、その後の年齢で英語教育を始める。部屋の棚の中には様々な教具が整然と並べられ、これらは活動時は子ども達自身により、整理や掃除をされ、全体的には教師により管理される。特に言語の教材は日本語は日本語教師、英語は英語の教師により責任をもって整備され、成長に合わせた内容の物が、難易度順により並べられる。言語教育には限らず全てが系統立てられており、一つ一つの教具や用具には深い意味がある。研修中には、文章の横に品詞のシンボルマークを次々に置いて分析をし、更に自分のノートに丁寧に書き写していく子どもの姿を見ることが出来た。各々の子に合わせた方法で深く発展させる幅広さ、自由さがあった。また、音楽の先生による発表会で行うミュージカル練習が行われていた。年長児がアニーのミュージカルを、?65?