ブックタイトルkaigaikenshu_43
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kaigaikenshu_43
(5)言語教育年長児での活動に子どもの言語発達を促す様々な工夫が散りばめられていた。少ない文字・写真が載るリーディング専用の絵本やワークブックの使用、各文字が持つ音を伝えるフォニックス、使用頻度が高く見るだけで解る必要のある単語・サイトワード(Sight Words)、母音に関するレッスン、大型絵本の読み聞かせ、天気の確認等の組み合わせで、朝の会が行われる。また、絵日記作成後に発表し合う、担任と5人程の子どもとの読み書きのレッスン時間がある。室内にはリスニングコーナーが常設され、絵本とヘッドフォン・テープで絵本の内容を聞く事が出来る。枝、切り株、ポプリ、貝殻、ビーズ、布、人形や動物、恐竜等の素材を舞台に見立てた小さなマット上に自由に並べ、ストーリーを作る活動(ドライコラージュ)では自由に気持ちを表現し、セリフも活発に交わされる。ワークシートを外に持参し、英単語で示された形や色、物等を見つけるアクティビティー等、動の活動を通しても言語に興味を持てるよう働き掛けていた。朝の会では、日本の保育園や文化の紹介をさせて頂き、心の距離が近付いた事をとても嬉しく感じている。園児の共有スペースには図書コーナーが設けられ、本は選びやすいように籠に収納、カテゴライズされている。家族・多様性・友達・赤ちゃん・死について・情操教育・アート・色・数・形・動植物・ガーデニング・ポエム・おとぎ話・世界について、他言語等幅広い分野の本が用意されている。近くにはソファーや、枝・葉で飾られたベンチ付きの読書スペースがあり、リラックスして絵本を読める環境が作られている。(左から)色々なジャンルの絵本があり落ち着いていて温かい雰囲気の図書コーナー、表現遊び、ドライコラージュの様子。(6)発達障がいについてHGCDCでは発達に障がいのある子ども達は誰でも入園可能である。職員にインクルージョンのスペシャリストがおり、早期介入(アーリーインターベンション・Early Intervention)を行い、障がい児の発達と地域社会への統合の促進を行う。この職員が子どもにとってより良い環境を整えられるように担任と連携しながら保育を進める。教室内には手伝いに入った職員向けにカラフルな説明書きがあり、必要な援助、相応しくない関わり方・相応しい関わり方について記され、共通認識をもち関われるよう配慮されていた。常に補助職員が側に付き自分のペースで安全で快適に活動出来る工夫がなされていた。?71?