ブックタイトルkaigaikenshu_43
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kaigaikenshu_43
が行われる。情報は保育園、小学校とも共有し、連携をとることが出来、保護者にとり安心して良いスタートを切り、通うことが出来るのが大きなメリットである。年に3回3つの施設で合同ミーティングを行い情報の共有、プランを立てる、問題の解決に向けての取り組みをしている。(保護者には入園時に情報共有に関する承諾を得ている)発達に関してネウボラのドクターが毎年チェックし、保護者説明を行い問題行動等の早期発見や適切なサポートが可能である。園内での急な怪我をネウボラで受診したり、発熱で迎えに来た保護者がすぐに受診させる事が出来る。保育園には88人の4歳までの乳幼児、エコシウル(プリスクール)には5歳児が35人、小学校には1、2年生2クラス15人ずつが過ごしている。親は働いていなくても、子どもを保育園に預ける権利がある。タンペレ市では生後11ヶ月までは、殆どの親は育児休暇をとる事が出来る。収入に応じ保育料を支払い収入の少ない家庭は政府が補助をする。運営費は徴収された税金が政府により保育園に支払われている。待機児童は40名ほどいるが、1年程度待てば殆どの子が入園出来る。保育教師(teacher 7名)保育士(nurse 10名)で保育を行う。保育教師も保育士もプリスクールとキンダークラスのどちらでも働く事が出来る。(以下、本文中では両者共に保育士と省略する)政府からはカリキュラムが与えられ、そこから職員は保育のプランを立てる。公立保育園も私立保育園もほぼ同様である。職員と園長は1年に1度面接を行うと共に職員は自己評価を行い保育の質の向上に役立てる。職員は年に3 ? 5日研修(ティーチャートレーニング)を受けるように定められている。クラスは担任と共に持ち上がりで進級する。各保育室の入り口にはクラス目標や基本的生活習慣に関するお知らせが保護者向けに書かれ掲示されている。保護者へは翌週の予定やお便りを保育室内のPCからのEメールの送信、送迎時のフィードバック、年に2回の懇談(個人的な早期教育とケアのプランについて)等を通してコミュニケーションを図っている。ムオティアラ保育園では早期教育とケアに関するプラン、教育プラン、プリスクールのカリキュラム、安全に関するプラン、いじめ予防プラン、困った時にはどうするか、スタッフに関するプラン等を作成しながら保育を行っている。基礎となる教育は幸福、積極性、遊び、安全、子どもとして良い待遇、躾、協調性を身に付ける事。そこを基本とし、基本的なケア、体育教育、ハンドクラフト等のアート教育、環境教育、演劇教育、音楽教育、メディア教育(本、ニュース、カメラ等)、探検学習、少人数活動、記憶練習等を行う。その経験から考えて学ぶ方法、社会性、自己表現や対人関係のスキル、マナー、器用さ、自己管理を身に付けて学校へ進んだ後に役立てていく。これらの事を大切にしながら保育を行っている事をリーナ園長先生から学んだ。(2)園生活朝は6時に開園、早い子どもで6時20分頃に登園し合同保育7時30分に各クラスでの保育と切り替わる。室内は天井が高く明るく、木製の家具は洗練されていて機能的である。各部屋毎に色のテーマがあり、美しく温かい感じを受ける。ロフト、スクリーンや園の中央(室内)にはプー?77?