ブックタイトルkaigaikenshu_43
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くバランスがとれる、自己選択したからこそ長時間遊びに取り組める、決断力がつく、子どもの興味に合わせる事が可能である。ヘッドフォンをし、カウチで休息をとる選択肢もある。母の日が近く、カルダモン風味の人形型のパン(プッラ)を焼く、花の形のカード(画用紙に目打ちで点線状に穴を開け、くり抜く等手指を使う細かい作業。紙は壁紙のサンプルをインテリア業者からリサイクル)や焼き粘土ネックレスを作成する取り組みもあった。10周年を祝うスプリングフェスティバルのステージ発表練習では、ダンス、劇、叙情的な音楽が使われる等、芸術性の高い取り組みが行われていた。2.The English School of Tampere~私立英語幼稚園~(1)ザイングリッシュスクールオブタンペレ(以下Enkkuとする)についてタンペレの中心街付近にEnkkuがある。50年以上の歴史があり、祖父母の代から通っている方もいる。主にフィンランド語を母国語としている子ども達に、英語やフィンランド語を母国語とする7名の教師が英語教育を行う私立幼稚園である。4 ? 5歳児対象にキンダーガーテンクラス(30名・1クラス・保育時間8時半? 11時又は12時15分から14時45分)、6 ? 7歳児対象にプリスクール(14名と17名の2クラス・保育時間9時? 13時又は17時)、7 ? 10歳児の小学生に放課後にアフタヌーンアクティビティーを行っている。約半分の卒園生が市内のインターナショナルスクールに進学する。自分と他人を尊重し、社会性と良いマナーを身に付ける事を大切にしながら教育を進めている。Enkkuのカリキュラムは5つの柱(様々な表現の形・言語の豊かさ・社会と自分・環境の中で探検と行動をする・育ちと発展)を元に立てられている。子どもは行動により学ぶ。総合的な感覚、言葉との結びつき、算数の基礎学力、活動、ごっこ遊び、ダンス、歌う、器楽演奏、クラフト、エクササイズ、想像力、科学を通して学んでいく。この言葉通り机上だけではなく豊かな経験が出来る環境で園生活が送られていた。(2)園生活朝は持参したスナック、昼食は近隣の小中学校に出向き、タンペレ市が委託している大きな会社が提供する給食を食べる。給食費はEnkkuで支払い、アレルギー食は追加金を支払う事により用意される。ビュッフェ形式で、子ども達は慣れた手つきでサーモンやポテトのスープ等の配膳を行っていた。食後にはキシリトールを口にする。専用容器や中身は園の物で、学校に常設させてもらっている。午後のオヤツは、教師の手作りでホットドック、オートミール、ベリースープ、ピクルス等の軽食が提供される。食後に口にするキシリトールが1個ずつ取り出せる容器。?80?