ブックタイトルkaigaikenshu_43

概要

kaigaikenshu_43

(3)遊び室内のコーナー遊びではブロック、カードゲーム、コラージュ制作等がある。玩具は写真付きの棚に戻す形で片付けやすいように工夫されていた。自由遊びは子どもの将来に繋がる大切な活動と位置付けられ、社会性を身に付けていく事の出来る場である。日本から持参した折り紙で先生や子ども達と一緒に鶴や風船等を折る時間を頂き喜んでもらえた事を嬉しく思う。食後には徒歩5分程の公園に持参したサッカーボールや大型遊具で遊んだ後、そこから直接降園する場合もある。戸外では安全対策として蛍光色の園のベストを着用する決まりになっている。(4)言語園児たちの家庭での語学に関する環境は様々で、家でロシア語、学校でフィンランド語と英語で話す子もいた。この様に母国語がフィンランド以外の場合、近隣の小学校で母国語のレッスンを受ける事が国で定められている。その他Enkkuは英語教育を行っている為、全員フィンランド語のレッスンの時間を確保するよう決められている。英語のレッスンは、8つの題材（環境・交通・家・家族・宇宙・健康・おとぎ話・生活/動植物）を網羅した内容になっている。リスニングでは教師の発音を聞いて、適切な絵を選択する。分からない時には例文やフォニックスを利用して答えを出せるよう導く。数ページの宿題は自主的に責任を持って行える年齢である事を伝えられていた。個人レッスンで個々の習熟度を把握する事も行われていた。自由遊びの際、数字を1から順に数えながら記入するノートがあり、ある子は1 ? 1506まで記入していた。朝の会では役割確認、天気確認、カレンダー、前日（休日）の話の発表等をする。その他、名前の日（ネームデイName Day・フィンランドでは1年間365日に名前が割り当てられていて、誕生日のようにお祝いする。これらの日には、持参したお菓子を全園児に配りに歩き、各クラスで皆からお祝いをされていた）や、今日の予定の発表等がある。時には英語で映画を見る事もある。映画の音楽が流れるとヴァイオリンや管楽器の演奏を真似する子ども達が沢山おり、そのような物に触れる環境が身近にあるのだと感じた。ステージでの歌の発表に備えギター演奏に合わせて数曲を練習する姿もあった。正しい持ち方を促す三角形で滑り止めの凹みのある鉛筆、教室内のレッスンに関する掲示物、今日の予定についてもカードを貼りながら伝えていく。ウーシマー県ヘルシンキ市（5月15日? 5月23日）１．Helsinki English Montessori Preschool～私立英語モンテッソーリプリスクール～?81?