ブックタイトルkaigaikenshu_43
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kaigaikenshu_43
大まかな時間割はあるが、個々のペースで進められている。訪問者があると笑顔で礼儀正しく挨拶をし、その後は黙々と自分の課題に集中して取り組んでいる。休み時間は個々で決めておやつや飲み物を摂る。子供達同士で声を掛け合い、集中力が切れてしまった子には自分でお仕事をするのがモンテッソーリ流の方法である事を伝える姿もあった。教師の声かけはポジティブで子どもを認める、尊重する、敬意を払っているのが伝わってきた。それに対する子どもから教師への対応も礼儀正しく、良い信頼関係が築けている事が感じ取れた。ドアの開閉・教具の扱い方を見ても、とても丁寧で身の回りの物に対しても配慮出来る事、予定を立てて効率よく活動出来ている姿が印象的だった。(7)言語教育プリスクールでは教師と数名の子は名前を音節に区切り手拍子とともに声に出して発音していた。友達の名前や料理名、掛け声等ではどうか、応用する事により、理解度が深まっていたようだ。プライマリースクールの言語教育ではワークシート、文字の形を印象付ける為に手作業(粘土でアルファベットの形作りをする)を取り入れる事もあった。文法では色々な品詞のシンボルマークの作業、読書や図鑑で調べ物もしていた。英語ができた歴史やドイツ語やフランス語との関連を調べる活動があった。ライティングのレポート用紙が用意され、タイトル・分類・内容・まとめ・意見を書く欄がある他、ブランクの予定表や説明表も活用されていた。9 ? 12歳クラスでは辞書片手に調べ物をし、ノートびっしりに小説を書き友達に読んで聞かせる、自分の研究を追求していく事へと発展していた。イタリア語や古代ゲルマン族のルーン文字に関する教具も棚に並べられていた。教師による小説の読み聞かせの後には友達とのディスカッションも行われていた。(8)マオリ文化室内にはマオリ族の伝統工芸品が飾られ、絵本や楽器などを使用する等、いたる所にマオリ文化が息づいている。挨拶や歌も1日に何度も耳にし、マオリ語のレッスンも行われていた。イギリス・マオリ文化の両方が大切にされていると様々な場面で感じられた。マオリ語絵辞書、教室内の展示物2.Alicetown Playcentre~プレイセンター~プレイセンターは保護者が主体となって運営する教育施設。1941年に初めてのプレイセンターが開設され、ニュージーランドの中で広がっていった。約520程の認可、25程の無認可センターがあり、国内の乳幼児約10%が利用。対象は就学前の子どもで、親は運営管理と遊びを通して子どもを育む教育者としての役割を担う。母親の就業率の増加に伴い全国的に減少傾向にあるが?89?