ブックタイトルkaigaikenshu_43
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(3)個人記録室内には子供の手の届くところに絵本の様なアルバムが収納されている。成長記録になっており、親たちによる成長に関する記述が綴じられている。(4)交流の場自分の親だけではなく、他の親にも気軽に手伝いを求められる。子どもへの関わり方は学んでいる為、子どもを否定せずに受容する関わり方が多く見られる。泣いている子には泣き止んで自分の言葉で伝えるよう諭しながら関わっている。子どもをセッションに参加させる間、職場へ行く、近隣をジョギングをする母親の姿もある。親同士の交流が盛んである。プレイセンターを選んだ理由は、1歳半から子どもと一緒に何かを始めたかったという母親、子ども3人が5歳になるまでは、父母のどちらかが仕事をせずに家庭で過ごす事に決めたという父親もいた。妊婦の方2人の話によると、産後、パートナーは2週間仕事を休むことが出来る。(実際は1週間程休む場合が多い。)産後はセッションには、パートナーや祖父母、友達等が送迎する事が多い。この場は新しい親にとっても子育ての良いイントロダクションになっている。また、ニュージーランドでは子育て中はフルタイムの仕事を2人でシェアする働き方も多い。親のシフトは経験の豊富な親と、新しい親とのバランスを考えて組んでいる。テ・ファリキに関する勉強は週に一度のワークショップで行い、レベル1から4までは1年間程学び、その後レベル6まである。運営の資金管理や教育について学ぶ。3.Ngaio Playcentre~プレイセンター~(1)ナイオープレイセンターについてナイオープレイセンターへの訪問日はセッションが休みだったため、代表のビビアン氏へのインタビューと施設内を見学させて頂いた。山の麓に何種類もの野鳥の声が響き渡る場所にある。こちらは1970年の建物で、無償で使わせてもらい、水道、光熱費の支払いのみを行っている。食育を重要視しており、室内の特別な黄色いテーブルには食べ物のみを置く決まりがある。食べ物を敬い、食べ物は遊ぶものではない事を伝えている。工具など、本物に触れる機会を大切にし、庭には寄付された本物のボートが置かれ、ごっこ遊びに役立っている。戸外では大きな筋肉を鍛え運動面の発達を促すような遊びを行っている。ナイオープレイセンターの外観、戸外活動スペースにあるボート、室内のスペース、マオリ族のデザイン玩具や絵本?91?