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概要

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(2)親の連携親同士で学び合い影響を与え合う事が多く、信頼関係が深く結ばれている。毎週末に一度、ミーティングを行う。様々な人種・職業の親がいるが、自分の持ち味を活かした活動をしている。この地域はマオリ族の方は少ない方で、マオリ語はメンバーの方に習っているそうだ。テ・ファリキの良い所は、個人主義のヨーロッパ人と対照的な、家族やグループを重んじるポリネシアンの方にも分かりやすい仕組みになっているところであるそうだ。また、基本的には2歳から参加出来るが、その妹や弟は親同伴で生後間もない頃から一緒に来られる利点もある。過去にプレイセンターに来ていた小学生が手伝いに来る事も多く、マオリ族のお祭り等の行事に一緒に参加する事もある。親の就労により参加する方が少しづつ減少している現実もある。こちらはビビアン氏が2007年に立ち上げたセンターで、今年は子どもが小学生になる為最後の年になるそうだがアソシエイションでプレイセンターの手伝いに関わることを続けていくそうだ。ここで学んだ事は多く、子育ては人生の一部であり、学び続ける事が重要である。プレイセンターは家族が幸福で満足出来る貴重な場であるという声が心に残っている。4.Miramar Playcentre~プレイセンター~(1)ミラマープレイセンターについてミラマープレイセンターはウェリントン国際空港から徒歩20分程にある。29家庭在籍しており、訪問時は18人の子ども達が過ごしていた。室内ではテ・ファリキでも勧められているごっこ遊びで子どもの想像性や表現力を養っている。室内の掲示物は英語とマオリ語の両方で言語教育に関するものも多い。戸外では砂遊び・コーンスターチを水で溶いて絵の具を混ぜる独特の感触を味わえる遊びを行っていた。1タームに1度はビーチへ遠足に出掛けている。玩具や大型遊具はアソシエーションからの配布や、支給されたお金で購入する、親が購入する等様々である。(2)親の参加親の人種や出身地もアメリカ・タイ・中国・ニュージーランドのように多様である。ここに世界中の文化が凝縮されているようであり、子どもに与える影響も大きい。1ヶ月に1度親同士でビジネスミーティングを行う。その他プランニングやセッションに関するミーティングを年に4回、毎日のセッション後に10分程次回の予定について話す場を設けている。プレイセンターでは親は近くで子どもの成長を感じられる事が良い事だと語っていた。想像力を働かせながら行うごっこ遊び、母親が初めて小麦粉粘土作りに挑戦している様子、言語教育に関する掲示。?92?