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概要

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この施設の主な機能は4つである。1つ目は、教育機関としての機能である。この施設は私立の小学校から高等学校までを有しており、公立の小学校で不適応を起こし通学することが難しい生徒を受け入れている。卒業資格としては公立の学校に通ったことと同じ資格が与えられる。2つ目は地域のリスクのある子どもへのサポート機能である。施設内でセラピーなどのプログラムを提供する場合も、必要に応じてスタッフが子どもの自宅や学校に行く場合もあり、また、子どもの家族にセラピーや親指導を行うこともある。3つ目が施設養護の機能である。今までに様々な所で不適応を起こした重度の問題をもつ子どもたちを預かり、社会的スキルや気持ちのコントロール方法を教え、社会や家庭に戻れるよう支援している。Edgewood内には4つのコテージがあり、6歳から18歳までの子どもたちが50人程暮らしている。従来18歳頃から発症すると言われていた統合失調症が、現在では13歳前後から起こるケースが報告され始め、実際にこの施設にも4人の統合失調症の児童がいる。施設にて子どもの養育を行う職員は子どもの起こす危機的状況への介入のためにHandle with Care Trainingを受けており、危機的状況に手助けのできる職員も配置されていた。子どもの暴力的な問題行動をここ数年で2/3まで減らしたとの報告も受けた。職員の対応方法で子どもの問題行動が減ることを再確認し、職員教育及び、協力体制を取ることができる職員配置の重要性を改めて感じた。4つ目は、社会的支援を必要とする子どもの受け入れ・保護機能である。これは、新しく始めた取り組みで、24時間体制でケースを受け付け、その子どもへの支援機関を見つけたり、入所先や里親委託などといった次の受け入れ先を探したりするものである。この施設の良い点として、精神科医もカウンセラーも常駐していること、プログラムが終わった後も必要に応じて支援が再開できるように子どもや家族との繋がりを保つ努力をしていること、子どもを保護されたことのある親を職員として雇い、同じ経験をした先輩として親教育に当たってもらう取り組みも行われていること等が挙げられていた。子ども一人一人のアセスメントも既定のフォームに沿って行われ、それに基づき個別の支援計画が作成される。その評価も6ヶ月ごとに行われ、州への報告も義務化されている。一つ一つの支援やプログラムが確立され、客観的に評価できるところや、一つの施設で、インテイクからアフターフォローまで、地域での支援や家族支援を含め包括的に個々に合った支援ができる点にも良さを感じた。3.4月12日13:30~15:30視察先:CA Department of Rehab、Ed Roberts Campus対応者:Maureen Fitzgerald(Sr.Vocational Rehabilitation Counselor)報告者:比嘉寿Ed Roberts Campus(ERC)は、Independent Living Movement of People with Disabilities(障碍を持つ方の自立生活運動)の理念と歴史的背景を共有する障碍者団体で構成するNPO法人により、障碍を持つ方がアクセスしやすい様に思考をこらして造られたユニバーサルデザインの建物?6?