ブックタイトルkaigaikenshu_44
- ページ
- 34/82
このページは kaigaikenshu_44 の電子ブックに掲載されている34ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは kaigaikenshu_44 の電子ブックに掲載されている34ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
kaigaikenshu_44
援を得てそれぞれの可能性を最大限に生かせるように家族のサポートや、必要な情報を提供したり、障害を持つ人の家族同士が繋がり合える場を提供している。また、家族および専門家に対して、特別支援教育に関する勉強会やワークショップも行っている。PHPのウェブサイトには複数のイベント情報が載っており、また関連団体にもリンクしている。個別相談も行っており、英語だけでなくスペイン語、ベトナム語、日本語など、複数の言語にも対応している。それぞれの人種へのサポートグループも存在する。サイトからも数多くの情報が得られること、また複数の人種に対応していることは、家族にとっては情報源となると共に、安心感を与える場ともなっている。その他、障がいを持つ人々のための機器の紹介や図書の貸し出し等も行っている。今回は日本人グループのリーダーの方にPHPや障がいを持つ子どもを抱える家族の現状についてお話しを伺った後、ソーシャルシンキングのワークショップに参加した。PHPではまず障がいを持つ子どもの家族をRegional Centerに繋げるが、Regional Centerと繋がるだけでは不十分で、一番の支援者である家族自身が、障がいやその他の支援に関する情報を知らないと必要なケアを受けることができないことを指摘している。これは日本でも同じで、支援する側がサポート源を知らなければ障がいを持つ子どもに対する十分な支援を得られないため、家族を含め私達支援者がその地域の障がい児(者)サポート制度の状況をよく把握する必要がある。カリフォルニアでは法律である程度一定の制度が整えられているが、日本では制度の地域差が大きい傾向にある。また、カリフォルニアでは、教育計画は家族も含めて決定され、目標に向かい適切な教育を行うことで個々の能力を伸ばすという考えがあり、乳幼児期から教育が行われている。これに対して、日本の障がい児教育はスタートが遅く、どちらかと言うと、障害を受け入れ世話をするという視点が強いように感じ、障がい児教育のあり方を考える場ともなった。PHP日本人サポートグループ代表フラハティ真紀子さん(右)IIIカナダトロント(5月9日~5月14日)1. PARC(Pape Adolescent Resource Centre)(パーク:社会的養護ユース支援センター)(1)センターの概要ここは社会的養護を受けているもしくは受けていたユースPARC外観外観からはどういった施設か分からない(15~28歳)のための支援センターで、ユースの自立を目的としている。ここに来たユースには?30?