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概要

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担当のスタッフが付く。ユースの直接担当になるスタッフは5名、スタッフ1人につき35名までのユースを担当している。その他、住宅担当、就職担当のスタッフと学校とのコーディネーター、スーパーバイザーがいる。PARCはユースが自分の事を理解し、意思を相手に伝え、自分の道を切り開くための環境を与える場であり、そのために必要なサポートを与える。PARCはユースにはその力があると信じ支援している。ユースが自立に向け何か支援が必要な場合は、まず担当のスタッフに話をするのだが、ユース自身が目標を明確にし、何のためにどういった支援が必要なのか真剣に伝える必要がある。そして、真剣さが伝わるとスタッフは献身的にサポートを行うが、その際、実現可能性が重視される。基本的に行動を起こすのはユースで、ユースの決めた目標を達成するためにPARCのスタッフがサポートを行うのである。また、PARCはユースが集まり、お互いに情報を交換したり支えあったりする交流の場として、ユースたちの居場所的な役割も果たしている。そのため、毎日異なったグループが17時半~20時半の間集まり、ユースリーダーが作った料理を食べながらコミュニケーションを取ったり、プログラムを行ったりスタッフが必要な情報を与えたりする。ユースリーダーはユースのメンバーでグループの進行や取りまとめ、サポートを行う。年上のユースがリーダーになることで、リーダーシップを学ぶ機会ともなっている。ユースは自身の意思でPARCに来るので、数年間全く現れず、急に再来する場合もある。その時がユースにとって支援が必要な時である。ユースたちは外部のイベントに参加する機会も多くあり、今回の研修中にはYouth Civic DayとChild and Youth InCare Day five 14talksがあった。Youth Civic Dayは社会的養護を受けている子どもたちが政治を知る機会であり、州の議事堂にて議会を傍聴し、議事堂内を見学した。この日は、直接、議員の方と話す時間は設けられていなかったが、議員が直接PARCに来てユースの話を聞いたり、社会的養護のイ州議事堂内ベントに積極的に参加する議員もいるとのことで、社会的養護の現場と政治が直接結びついている。日本では現場の意見は中々、政治的政策に反映されない。どうすれば現場の意見を政治家に届けられるのだろうと考えていたところであったので大変印象的であった。Child and Youth In Care Day five 14talksは社会的養護に関係のあるスピーカーがそれぞれ14分間のスピーチをするというもので、社会的養護を経験した人々の生き様やその関係者がどのように現在活動に取り組んでいるかをダイレクトに聞き、知ることができる場であり、社会的養護関係者の交流の場ともなっている。(2)Ambassador SchoolPARCが行っている事業で、社会的養護のユース(15 ? 21歳)のための学校である。ここもPARC本体同様、外観は普通の家のようである。PARCのユースのみが通う事ができるが、PARC本体のプログラムに参加している必要はない。スタッフはPARCのスタッフ1名と教員1名で生徒は現?31?