ブックタイトルkaigaikenshu_44
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kaigaikenshu_44
新しい取組みとして、この6月より19歳で社会的養護の枠から出た後のユースの自立支援を開始するということで、家の地下に新しく1人暮らし用の部屋を作っていた。滞在期限は1年以内で、その間に料理や掃除の仕方を教え、面接指導なども行い自立できる準備をする。政府が月600ドル出してくれるので、100ドルは貯金に回し、自立して施設を出る際に持参できるように、また、家具も全て持って出られるようにすることで、すぐに1人暮らしが始められる条件・環境づくりに配慮がなされている。BCでも社会的養護にいるユースの自立は問題となっており、ホームレスになる子どもも多い。社会的養護から離れた後のユースの生活状況改善を目指し、自立支援を始めるのである。Children's village (Surrey)2. Parkview Academy of Early Learning(パークビューアカデミー:保育園)ここは日本で言う私立の保育園であり、教会が母体である。0歳から2歳までのグループと3歳から5歳までの2グループに分けて保育を行っている。今回は3歳から5歳までのグループで研修を行った。3歳から5歳までの保育料は1ヶ月約6万円で、定員は16名、1年中受け入れを行ってはいるが、現在は定員一杯で待機リストができている状況。保護者が送迎を行うのだが、父親が子どもを連れてきている家庭も多い。保育時間は平日7時半~17時半でその間であればどの時間に連れてきても、連れて帰っても良い。1日のプログラムは自由遊び、おやつ、サークルタイム、自由遊び、昼食、昼寝、おやつ、自由遊びであり、基本的には自由遊びを通して学びや発達を促す。サークルタイムには歌や、リズム遊び、外国語の学習などを行う。おやつや昼食は家から持ってくる。担任はネパール人とメキシコ人の2名で、その他に補助教員やボランティアの教員がいる。子どもの様子は日本と同じ印象を受けた。レゴや積み木、粘土で楽しそうに遊び、気に入った遊びは飽きるまで繰り返し行う。「貸して」が言えないため喧嘩になったり、「ママに言うから!」という発言もあった。教師の注意の仕方や接し方は日本との差異はなかった。日本との違いを感じたのは、子どもの自立を重んじていた点である。できることは全て自分でさせていた。また、ハグはしても抱っこやおんぶをしている姿は見受けられなかった。IVデンマークフュン島(5月24日~6月3日)1.デイケア(1)Mollebakken(ミルバーゲン:保育園・幼稚園)?33?