ブックタイトルkaigaikenshu_44
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kaigaikenshu_44
なる政策の変動が求められる。ただ、正直に言って、将来像が掲げられていたことすら今回の研修に参加しなければ私は知ることがなかった。児童養護施設で働く職員にも関わらず、児童養護施設に関する政策などに不勉強な自分に恥ずかしさを感じた。職員としての意識など、自身で努力できる部分はすぐにでも改善をしていきたい。また、当施設には子ども家庭支援センターが存在する。これまで、あまり共同で活動をしてきていなかったため、今後、共同することによって、家庭支援、アフターケアの役割を可能な範囲で担っていきたいと考えている。この研修では、様々な方の優しさに触れた。まず、研修を紹介して参加の許可をくださり、時には研修先を一緒に探して下さった当法人富川和彦施設長、そして、2ヶ月の間の不在時の仕事をフォローし、必要な連絡をしてくださった職員の皆様、私の帰りを待っていてくれた子どもたちに感謝したい。そして、アメリカ研修コーディネーターの直井知恵先生には、研修先を探す段階から、合同研修中の本当に手厚いもてなしとサポートに対して深く感謝を申し上げたい。Concord Houseの施設長MaryAnn Leyba様はConcord Houseでの研修を受け入れて頂いただけでなく、心地よい生活を提供して頂き、いつも、「快適に過ごせている?」と気にかけて頂いた。さらに、Concord Houseだけでなく、私の興味に合わせ見学できる施設をいくつも見つけ連れて行ってくださった。Concord Houseを離れた後でさえも心配の連絡を下さった事には、どうすれば人としてそこまで優しくなれるのであろうと感じる程で、感謝と尊敬の入り交じった気持ちである。トロントでの研修のコーディネートをして下さった、菊池幸工様、デンマークでの研修をコーディネートして下さったNordfyns Hojskoleの千葉忠夫様に感謝したい。コーディネート時点では顔も合わせた事がない私のために動いて下さり、さらにお会いした後も様々なことを教えて下さった上に、私の考えも聞いて下さった。何より、コーディネートされた研修先があるということはとても安心して現地に赴けるという気持ちの面での支えとなったことも合わせて感謝の意を表したい。また、デンマークではBentさん・いつみさん夫妻のお宅にお世話になり、毎日のおいしい料理、暖かい雰囲気にとても居心地の良さを感じた。福祉の仕事に携われている夫妻との会話からは、研修以外の場ではあるがたくさんのことを学ぶことができた。そして、何より初日に迷子になった際に嫌な顔をせず迎えに来て下さったことに心よりお詫びとお礼を申し上げたい。イギリスではREES CentreのMike氏にOxford Universityを案内して頂き、さらに他に話を伺える方を探して頂いた。その他、研修や見学、インタビューを受け入れて下さった皆様にも心から感謝したい。海外研修は、各国の福祉を学ぶ場であったと共に、人の優しさに触れ、人としての有るべき姿を学ぶ場でもあった。福祉の仕事に就く方は根本的に優しく愛情に満ちているのかもしれない。これから先、私も出会った方々と同じように人に優しくありたい。そして、最後に、今回の貴重な海外研修の機会を与えて頂いた公益財団法人中央競馬馬主社会福祉財団理事長佐藤浩二様、連絡を丁寧にして頂いた財団のスタッフの皆様に心より感謝を申し上げたい。本当にありがとうございました。この感謝の気持ちと経験を、今後、仕事を通して還元していきたい。?47?