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概要

kaigaikenshu_44

ての発言に間違いは無く、大いに語り合う授業スタイルであった。この授業から学んだのは、答えを知る事が大切なのではなく、その答えに至るプロセスで悩み、考え、工夫していく事が真の本物を作り上げるという事。自分にとっての幸せと皆にとっての幸せは違う、皆にとっても幸せなのか?その視点が持てるかどうかが幸せな国を作る鍵であると感じた。授業の合間にデンマークの生徒達に幸せについてインタビューをした。“今、幸せですか?”と尋ねると、彼は“幸せかどうか二者択一ならYesだが、幸せは一般化できない”という答え、“幸せだ!と強く感じる事はないが、将来に対して特に不安も無い”“この国の社会福祉制度に満足しているし、納得がいかなければ、選挙で自分の意思を表明し、変える事ができる”と政治への関心の高さも伺え、“税金が高くても有効に活用されているなら、それはいずれ自分に返ってくるから構わない”とも言っていた。ここでも、幸せの国は既にあるのではなく、作り上げていくものだと学んだ。千葉先生(左から2人目)、日本の留学生とボランティアデイセンターのフィットネスルーム2.Psykiatrisk Afdeling i Middelfart(ミゼルファート国立精神科病院)~触法精神障害者の入院医療機関~ミゼルファート国立精神科病院(以下精神病院と称す)は、犯罪を犯した精神障害者が入院する国の機関である。入院期間は、裁判所の判決で下された刑期が終るまでとなっている(5年~10年入院する者もいる)。日本の場合、触法精神障害者は、病状が安定するまでの期間の入院となっており平均18カ月である。建物は4年ほど前に新しく建てたもので、とても綺麗でロビーはホテルのような雰囲気であった。建築デザイナーに依頼し、船をモチーフに建てたそうである(ミゼルファートは漁業が盛んな港町である)。受刑者の部屋も了解を得て見せてもらった。個室で広さは2DK(6畳サイズの部屋とシャワーとトイレ完備)と広い。部屋のベットと壁は自分の好きなスポーツ選手のポスターやグッズで一杯だった。船をモチーフにしたロビー1階のラウンジ?61?