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概要

kaigaikensyu45

? 44 ?4.今後の研修生に対するアドバイス①研修先の確保について   諸外国(十数か国)のホスピスのHP の「ボランティア募集」や「学生募集」に応募をした。また学会などに出席した際、大学教授などにも相談した。友人知人に当海外研修を熱望していることを話し、繋がりを探り続けた。デンマークの研修先はコーディネーターのMomoyo 先生からの紹介、アメリカのホスピスはHP から募集、寿ホームはコーディネーターOB の稲垣先生からの紹介、カナダの全病院は友人のまた友人の親族からの紹介で確保することができ、皆様のご厚意とご協力には大変感謝をしている。どこで何につながるか分からないので、あきらめてはいけないと思う。また受け入れが確定しても、連絡を取り続けると、初めて研修先を訪問する時でも安心できる。②研修期間について   先方が許すのであれば、2 週間以上の研修を勧める。1 週目でその機関の一週間の業務の流れを把握し、2 週目以降、自分が学びたい専門技術を深めることができ、習得につながると思う。③語学について   海外に住んだ経験が度胸にはつながったと思うが、英語能力は衰えていたため学びなおす必要があった。研修が始まる半年前より英会話教室のプライベートレッスンを受けたことにより、聞き取りの力はついたように感じる。また同じ英語でも地域によって発音が違うため、研修先で担当者と積極的に話すことが慣れに繋がるようである。④研修中の生活について   健康安全第一である。日本の常備薬を持参するほか、時差にも留意し、栄養と睡眠をしっかり取り病気にならない健康づくりが大切である。また、少々料金が高くても、治安の良い清潔なホテルや宿を確保したのが功を奏した。   その国の人と交流を図ることが、その国の文化を理解することにつながると思う。私は、アメリカ在住の友人達、宿泊先のホスト、研修先で担当してくださった職員の方々と観光地巡りや食事を共にしたことで、様々な考えや価値観を聴くことができ、その土地の生活文化を知る貴重な時間になった。