ブックタイトルkaigaikensyu45

概要

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? 53 ?ロンドン１．Richard Cloudesley School　（5 月4 日～ 5 月7 日）　　?普通学校に併設された特別支援学校?（１） 施設の概要　この施設は障害を持つ子どもが通う特別支援学校である。2 歳?10 歳までの子どもが通うPrimary School と、11 歳?19 歳までの子どもが通うSecondary School とに分かれている。現在は宿舎もそれぞれ異なっており、各学校を見学させてもらうことができた。　1910 年にセカンダリースクールが開校。その後1953 年に初等教育（プライマリースクール）なども含まれ、新しい校舎は2008 年、2010 年にそれぞれ出来上がった。プライマリースクールとセカンダリースクールでは、それぞれが障害をもつ子どもが通う校舎と、定型発達の子どもが通う校舎がそれぞれ併設されている。プライマリースクールでは週に1 回、午後の活動時間に定型発達の子ども達が教室を訪れ、一緒に活動を行う場面も見学できた。また、木曜日はセカンダリースクールで放課後クラブも開催しており、ここではアートや音楽、料理もしくはゲームを選ぶことができた。　校舎内の設備は非常に充実しており、各教室には必ずリフトが設置されている。床上やイスへの移乗にはリフトを使用しており、よほどのことがない限り子どもを抱き上げることはない。トイレ時は一人の子どもに対して大人は必ず２名で行う。そのため、トイレも広く作られている。また、学校にはスクールナースが常勤として配置されており、サクション（吸引）や胃ろうの子どもの食事のサポートなどを行なっている。（２）　Primary School①　学校について　　 　ここは特別支援学校であるRichard Cloudesley School の他に、定型発達児の学校であるPrior Weston Primary School と、Golden Lane Children’s Centre というチルドレンセンターがある。こちらの機能については残念ながら見学を行うことができなかった。イギリスでは一般的にプライマリースクールというと5 ?10 歳の5 年過程を指しており、義務教育課程に含まれている。しかし、Richard Cloudesley School のPrimary 部門では2 歳からの受け入れを行なっている。義務教育ではないので、希望者のみということであるが、主に車椅子を使用している身体障害の子どもが在籍していた。運動の教室の他に、プールも設備として利用することが可能である。②　生徒と教員　　 　生徒は2 歳?10 歳までの年齢で、2 ?4 歳(Early years)、5 ?7 歳（Lower Primary）、