ブックタイトルkaigaikensyu45
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? 54 ?7 ?8 歳(Middle Primary)、8 ?10 歳(Upper Primary) の4 つのクラスに分けられている。それぞれのクラスは8 名の生徒からなっており、能力ではなく年齢によってクラスが分けられている。全校生徒は32 名。クラスには1 名の教師と、4 名のティーチングアシスタント(以下、TA)が所属しており、それぞれの生徒の学習をサポートしている。③ 授業での関わり 主に5 ?7 歳くらいの生徒に関わらせてもらった。午前の授業は、教員とTA による運動の時間。一緒に歌を歌いながら体を動かしたり、リラックスさせる。ここでの活動の中では、「Yesマン」と「No マン」をしっかりみるという活動も含まれていた。これは子ども本人の意思を主張するときに「Yse ? No」を使ったコミュニケーションの獲得も目的となっているようであった。全体での活動の次に個々のストレッチの活動を行なっていた。それはそれぞれのプランに合わせたものとなっており、一人一人違う活動となる。最後に教室まで移動を行う。ほとんどの子どもが歩行器を使って歩いて自分で行くというものであった。私が関わらせてもらった子どもは、言葉を発することはできず、床上でなんとか座っていられる機能を持つ子どもであった。彼女は「Yes - NO」を視線で伝え、こちらの言葉をしっかりと聞きながらコミュニケーションをとることができていた。④ 定型発達児との授業 8 名の生徒がそれぞれ自分の好きな活動を選び、そこに定型発達の子どもたちを招待するというもの。ブースはそれぞれ「ゲーム、ウクレレ、ブロック、お医者さん、ママゴト、カードゲーム」となっていた。定型発達の子どもがやってくると、まずは自己紹介からはじまる。その後、全体でパラシュートなどの活動を行い、個別の活動を行なった。全体で40 分くらいの活動時間ではあるが、交流を図る時間が毎週設けられていることが素晴らしい。個々の活動には教員もしくはTA がサポートに着くが、定型発達の子どもとは理解の程度が異なるため、共同して遊ぶことが難しいことも少なくない。それでも子ども同士は楽しそうに活動を行う様子がいたるところで見られた。(3) Secondary School① 学校について 校舎は新しく、定型発達児の通う校舎と併設されている。内部は全て広い廊下と全ての教室にリフトがつけられている。真ん中には吹き抜けのホールや、廊下の一角に自由に使用できるPC ルームなどが設けられており、昼食後の自由時間に過ごす場所となっている。その他にSensory room(感覚の部屋)、運動の部屋などもある。② 生徒と教員 生徒は11 歳?19 歳までの年齢で、6 つのクラスに分けられている。それぞれのクラスは8名もしくは7 名が在籍しており、能力がクラスを分ける際にも考慮される。そのため、それ