ブックタイトルkaigaikensyu45

概要

kaigaikensyu45

? 82 ?　　　 一方で、私はアレルギー体質ではあるのだが、海外ではほとんど困ることなく過ごすことができた。環境が変わることでアレルゲンが少なくなったかもしれない。　　　多くの国では水道水を飲むことができたが、心配な場合は控えることをお勧めする。　（４）　研修生同士の連絡　　　 研修生同士、現在の研修について、得られた学びや治安情報、食事や移動手段に関してなど、情報を共有しあった。同じ研修地に行くわけではないが、困っていることを共有したり、解決したりすることで、自分自身の研修地に対して、心理的に安心することは間違いない。また、一緒に頑張っている「仲間」を身近に感じられることは、研修への励みになるとともに不安の解消にも繋がっていた。　（５）　現金の活用について　　　 海外では、カード支払いが可能なところが多く、現金が不要な場合が少なくない。一方で、細かい支払いには現金が必要だったりするため、空港などでは最小限の換金を行うのが良い。また、ATM などでキャッシングができるように設定しておくと便利である。３）　研修全般のヒント　 　どのような国で、何を学びたいかは非常に重要であるが、自身の希望通りの研修先を確保できるとは限らない。普段の出会いの中で知り得た情報なども十分に活用し、研修期間を余すことなく有意義に過ごせることが望ましい。一方で、漠然とした希望も、研修先をリサーチしていくことで明確になっていくことが多々ある。そのため、研修に臨む前には、自分が学びたいことは何か、それを聞くための準備なども重要となってくる。　 　英語が課題となることもあるため、紙とペンを持ち歩き、必要に応じて書いてもらうなどの手段も有効である。先方としても伝わらないことを何度も説明するよりも、書いたものを後から調べてもらった方が良いと感じているのだろうか、快く記載してくれる。　 　また、移動中は治安などの心配があるものの、必要以上に不安になることはない。一部の悪意のある人を除き、多くの場合は旅行者に対して非常に親切である。こちらから話しかけることで様々なことを教えてくれる。コミュニケーションの練習にもなり、研修先での自信にも繋がってくる。可能な限りたくさんの出会いを持つことをお勧めする。