ブックタイトルkaigaikensyu46
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? 103 ?(4)スウェーデンの食文化:fi ka(フィーカ)こちらの施設ではスウェーデンの食文化で大変重要な役割を担っている、fi ka(フィーカ)についての説明もしていただいた。「ティータイム」のことで、日本での間食にあたる。最後の食事から最初の食事まで、11 時間以上空けるのはよくないという考えに基づき、朝食前、朝・昼・夕食の間、夕食後の計4 回提供される。飲み物に加えて、サンドイッチやクリスプレッド、菓子パンやマフィン等の軽食やおやつが提供され、栄養補給の役割を担っているそうだ。こちらの施設では各フロアにあるキッチンで準備されているとのこと。食事に比べて食欲の進みやすいおやつは栄養補給が不十分になりがちな高齢者にとっては有効的な方法であると感じた。2.Bjorksatra vard- och omsorgsboende ~プライベート経営の要介護高齢者のための施設~(1)施設概要Kvalitetsgarantier という会社が運営している高齢者施設(10 施設)のうちのひとつ。4 つのユニットに分かれており、1 ユニットに12 部屋。ホテルのような清潔で設備の整った部屋を目指している。家具は持ち込み可能であるが、借りることも可能。広大な中庭を有しており、いくつかの散歩コースがある。また、プライベート経営のため制限がなく、入所者のニーズに沿ったサービスを提供することが可能となっている。近年の例では、移民の入所者とともに母国へ海外旅行に出掛けたこともあるとのことであった。医師は週に1 回、看護師は24 時間勤務体制で、理学療法士、作業療法士は必要があれば利用することができる。毎日午前午後と2 回のアクティビティメニューがあり、体操やハンドマッサージ、Bingo 等活動的な時間を過ごしている。管理栄養士は在籍しておらず、必要時連絡すれば病院勤務の栄養士が来て対応してくれるそうだ。どんな場合に呼ぶのか尋ねたところ、糖尿病で血糖コントロールが必要な方や低栄養による栄養管理が必要な方等との回答であった。ホテルのような広くてきれいな部屋各居室にあるキッチン光が差し込むリビング(2)食事について朝食はユニット毎に介護職員が準備。パンやサラダ、フルーツ等のバイキング方式で提供される。昼食夕食はデリバリー企業から届いたものを温め直して提供している。器に移し替え、台車に乗せ、