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概要

kaigaikensyu46

? 110 ?財源については、政府からの補助金は3 割程度であり、残りの7 割は自分達で集める必要がある。会社や個人からの寄付が主であるが、10%はボランティア活動で経費を集めている。例えばポップコーンやクッキー等を作って売るといったように。毎日500 人のボランティアの助けによって食事が作られ、運ばれている。また、スペシャルイベントを開催しており、誕生日カードを作ったり、飾りつけをしたり等、子供の積極的な参加も促しており、高齢者との交流の場を設けている。(2)食事についてフードサービスディレクターTom さんがメニューを作成している。1 日の推奨摂取栄養量の3 分の1 が確保できるメニューが考えられており、登録管理栄養士によって承認される。DASH 食(糖尿病や高血圧を予防する食事療法)を基本としており、新鮮な野菜や果物、魚、肉、全粒粉の穀類を使用するよう心掛けている。要望があれば、やわらかい食事やベジタリアンにも対応する。食費は7.39ドル。移民が多い国なので、世界各国の食事(特にエスニックフード)をメニューに3 割は入れるようにしている。職員にも移民は多いため、レシピを聞いて参考にすることもあるそうだ。喫食者に年2 回アンケートを実施。また、各センターからは週に1 回感想が届くため、メニューの改善へとつなげている。また、直接意見を聞くために、Tom さん自らが毎週木曜日は喫食者の自宅へ出向いている。その際、一人ずつシェフも連れていくようにしているとのこと。調理従事者が直接喫食者と触れ合う機会を設けることで、よりよい食事提供、喫食率および満足度の向上へとつながっている。(3)調理について主食:1 人、メイン料理:1 人、野菜料理:1 人で調理している。調理スタッフにも食べてもらい、感想をもらうことで改善へとつなげている。冷凍して届けており、毎日翌日配達分を作っている。以前は当日調理したものを配達していたが、冷凍配達にすることで、翌日の配達が可能となり、時間に追われることなく余裕を持って作ることができるようになった。利用者も届いたものを冷凍しておけば、衛生的にも問題なく好きな時間に食べることができる。調理中パック(冷凍)調理日、加熱方法が記入されているパック(常温)右:Tom さん左:管理栄養士Lynette さん