ブックタイトルkaigaikensyu46
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? 114 ?5.Holgate Center(Friendship Health Center)~要介護が高い方達の介護施設~(1)施設概要同敷地内に3 種類の建物(施設)があり、私が訪問させていただいた医療とリハビリサービスを受けられる介護施設(Friendship Health Center・99 床)以外にも、退職者が自立した生活を送る家(Odd Fellows Retirement Home・100 床)、低所得者向けの高齢者専用アパート(KenilworthPark Plaza・100 床)がある。メディケア(65 歳以上の高齢者向け公的医療保険制度)およびメディケイド(低所得者・身体障がい者向け公的医療制度)の恩恵を受けている方が入居されている。Friendship Health Center では、要介護の高い方達も受け入れているため、長期入所となる方が多い。しかし、リハビリサービスも充実しており、リハビリ目的で2 週間程度入所する場合もある(年齢は問わない。20 代でも受け入れ可能とのこと)。身体的な介護を主としており、認知症の方はあまりいないとのことであった。(2)食事について退職者の家、低所得者向けアパートでは、自分達で食べるものを準備している。厨房で作ったものを食事提供しているのは、Friendship Health Center のみである。看護師よりオーダーが入り、コンピューターで管理される。食事の種類、形態、嗜好、アレルギー等の情報が入力されており、毎食ミールチケット(食札のようなもの)が印刷される。ミールチケットを参考に調理員が食事準備をし、入所者の元へ提供される。厨房の横にダイニングルームがあり、厨房スタッフによって配膳される。部屋で食べる方の分は温冷保管庫にて運ばれる。毎日70 ~ 95 食程度を提供。5 週間のサイクルメニューで、オレゴン州が出しているガイドラインを参考にして食事サービス部門マネージャーのEric さんが作成しているとのこと。食事内容や種類はひとつ前に訪れたMarquis Vermont Hills 同様であったため省略する。ペースト食は訪問時2 名であった。固形化剤を使用して型に入れ、凍らせて翌日に提供しているとのこと。常食と同じメニューではないが、見た目を大切にしているのが伝わった。訪問時の昼食メニューはカリフォルニアバーガーであったが、バルコニーにあるガス網焼き器で鶏肉を焼いていた(夏になるとバーベキューに使用)。野菜はあらかじめ挟んでしまうと新鮮さが失われるため、冷蔵庫で保管し、入所者に提供する直前にハンバーガーに挟むよう配慮している(部屋での提供の場合はCNA が行う)。きざみ食は食材を切ってチーズでつないで食べやすいように工夫されていた。広々としたバルコニー夏になるとバーベキューを楽しむガス網焼き器焼き目のみを付け、厨房内オーブンで中まで火を通す。