ブックタイトルkaigaikensyu46
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? 42 ?するのはもちろん親だからわかる。しかし、この時間は“今”しかないので“今”をどう子どもと過ごすかを考えてほしいのだ。」と、熱く語るスタッフの方々の姿が印象的であった。4.Silver Creek Pre School ?障害のある子どものプリスクール?オンタリオには就学前の子どもが通園する特別支援のスペシャルプリスクールが3 つある。その内の一つSilver Creek Pre School を訪問した。日本に居る時には障害のある子どものプリスクールというものを見つけられなかったのだが、現地に来ると、さすがに様々な情報を得ることができ、ぜひ訪問してみたいと電話をかけ、訪問を快諾して頂いた。対応して頂いたのはスーパーバイザーのLois 氏。1975 年設立のプリスクール建物内 廊下の両サイドには子どものロッカーが並ぶカナダの冬は氷点下になることもあるため、インドアプレイグランドを完備ここは1 歳半-5 歳までの子どもが対象で午前・午後のセッションに分かれており、クラス数は3 クラス、2 時間のプログラムが受けられる。2 時間という時間だが、園庭での戸外遊び、クラスでの活動、音楽療法などとても内容が濃く、子ども達は十分にエネルギーを使う。クラスは年齢、子どもの課題によって編成されている。職員は全体で16 名、OT が2 名、PT が1名、ST が1 名いる。その他、音楽療法士、アシスタント、ボランティアがいる。スクールカウンセラーも常駐し、いつでも家族の相談に応える体制をとっている。セラピストは活動中に子どもをクラスから引き抜かず、活動に一緒に入ってサポートをする。身体の機能的なこと、どうすれば参加ができるか、椅子や器具を合わせるなどのサポートをクラス内で行う。ここは病院でないので、治療のようなことはしないという。また、子ども達は通園の前後に他のデイケアやプリスクールに通ったり、別のサービスを利用している子も多い。カリキュラムはオンタリオの幼児教育の指針をベースにしている。基本的には遊びが中心であるが、若干チャレンジすることも個々の課題として組み入れている。例えば4、5 歳のクラスになればコミュニケーション、社会性、友達と一緒に何かをすること( 集団への適応)、対話の仕方などを小集団で練習をしていく。小学校へ移行するとより大きな集団になるため、その時のことも考えての課題設定である。小学校への移行の支援は親、小学校の先生と共に行っている。この日