ブックタイトルkaigaikensyu46

概要

kaigaikensyu46

? 43 ?も4 歳の女児の母親がクラスに参加していた。もうすぐ彼女はプリスクールへ行くが、クラスへの参加の方法、友達との関係、環境の設定など彼女に何の準備が必要かを親が知っておかなければならない。親がプリスクールへ子どものことを伝えていくことになるため、時々、こうしてクラスに親が入り、子どもの様子を把握するのだという。運営資金は国の教育省から州、市へ入り、市から資金を得ている。他に寄付金やチャリティーなどをして資金を集めることも年間のイベントの中に入っている。しかし、器具や遊具など購入しなければならないものも多いので、いつも追加資金のリクエストをしているのだという。「なぜ、このようなプリスクールが見つけられなかったのか。それは、トロントに3 つしかスペシャルスクールがないからである。通常は障害のある子どもも幼稚園や学校での受け入れがされるべきだからである。」と、Lois 氏は言う。しかし、入園や入学が難しいと判断される子どももいることは事実である。州によってスペシャルスクールの数や制度が異なるため、オンタリオを出たが、別の州では受け入れ先がなく、また戻ってくる子どももいるそうだ。私の勤務先の通園と活動内容や支援の目標、考え方等とても良く似ており、姉妹スクールを探し当てたような感覚であった。セラピーは苦痛なものではなく楽しいものだと思って欲しい。そんな願いを込めてセラピー場面の写真をディスプレイスーパーバイザーのLois 氏と子ども達が活動の際に使用する器具５．Enoriakkids　 ?障害のある子どもの医療・療育・セラピー等複合施設?医療・セラピー・療育・ワークショップ・社会資源情報と、様々なサービスが一括して利用できる施設である。案内をしてくれたのはResource Consultant のGinette 氏。以前この施設は別の場所に在り、いくつかの建物に分散されていたが、利用者が一箇所で全てのケアを受けられるようにということから、昨年の2 月に新設された施設である。基本的に18 歳までの子どもを対象としているが、Youth program としてフィットネスジムの利用など大人(24 歳)までを対象としている分野もある。医療としては、担当制でドクターが在中する。子どもの発達に関すること、身体的なケア、ボトッ