ブックタイトルkaigaikensyu46

概要

kaigaikensyu46

? 44 ?クス治療（マッスルトリートメント）を主に行っている。また、聞こえ（耳）の問題についてもここで検査を行うことができ、問題があった場合は、Auditory verbal Therapy を受けるプログラムが用意されている。セラピールームには全てビデオが備え付けられており、基本的に親はセラピーの場に一緒にいることが前提であるが、子どもにとって何かしらの刺激になるようであれば別室にあるモニターを通してセラピーの様子を見ることができる。施設 外観 PT ルーム 温水プールセラピーは個別のものもあれば、年齢や課題などを考慮してグルーピングをして行う場合もある。PT・OT・ST のセラピーは約1 時間?1 時間半のセッションである。特に自閉症スペクトラムの子どもたちはコミュニケーションスキルの向上を重視しているため、グループで活動を行うことが多い。自閉症スペクトラム児の場合は親子通園でABA セラピストによるグループセラピーが3時間ある。3 歳から10 歳までの子どもが4 ?5 名程度のグループに分かれており、コミュニケーションスキルを伸ばすことや幼稚園や保育園へ行く準備、遊びの発展、行動調整、感情抑制など個別のゴール設定も含みながら集団でのセラピーを受ける。親がこのプログラムに参加することで家庭や学校でのサポートの方法のアイデアを得ることを期待している。また、このグループにはスーパーバイザーがいる。オンタリオでは18 歳まで、自閉症児のプログラムOntario AutismProgram(OAP) が受けられ、それが有効に行われているかの評価を行っているという。その他、広い敷地内にはコンサルテーションの部屋もあり、ソーシャルワーカーが親からの相談を受けたり、ケース会議を開いたりもする。大きい生徒向けにはADL ルームを利用して自立への支援を行う。家族への支援として、レスパイトが週末に開かれている（26 ベッド）。18 歳までの高度な医療ケアが必要な子ども、行動調整が難しい子どもなど昼間、夜間と利用できる。看護師が在中しており、利用児のケアに当たっている。こちらの建物も明るいリビングやリラックスできるスヌーズレンの部屋、園庭もあり環境が整えられている。また、親向けに排泄、睡眠、行動、言語、食事、人権など様々なトピックのワークショップが開催されている。玄関入り口には図書館も設置されており、親が自由に本を読んだり、情報を得たりすることができる。