ブックタイトルkaigaikensyu46

概要

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? 47 ?て年間の公的な支援金の額が決まる。教材を購入する、サポートのスタッフを雇う、セラピーを入れるなど資金の使途は校長が決定することができる。ミーティングStudent Support Group(SSG) は全ての障害のある生徒に行われる。支援計画がどのように取り組まれているか見直しなども含めて、先生、親とのミーティングを密に行っている。2016 年に特別支援教育においてのプログラム、資金の見直しが行われた。アセスメントの見直し、何が子どもの問題か、機能的なことか、環境かなど、どのようなサポートをして参加していくのかを具体化することや学習障害や自閉症スペクトラムなど継続的な支援の必要性、資金モデルの見直し、成果が見える分かりやすい支援を用いたアプローチなど様々な改革が行われ続けている。担当者は、「本音を言えば、まだまだ地域での受け入れはチャレンジだ。」と、語っていたが、障害のある子どもが地域の中で受け入れられていく過程を評価を繰り返しながらベストな状態を様々な角度から検討しておられる。日本の実情と少し似ているところもあるのかと感じた。今後のヴィクトリア州の障害児支援の動向に注目していきたいと思う。２．Port Philip Specialist School North Melbourne　　?5 歳から18 歳までの特別支援学校?キンダークラス（5 歳）から18 歳まで120 名の生徒が在籍する大規模の特別支援学校。広い園庭にジム、プール、ダンス教室、アート教室、音楽教室、ADL 室などが完備されている歴史ある学校である。2 つのキンダークラス(4-5 歳) には20 名が在籍。6 ? 18 歳までの子どもは学年では区切られておらず、3 学年が同じクラス（グループで呼ぶ）の中に混同して活動をしており、グループ1 から12 まである。個別ゴールを参考にし、似ているゴール、課題の子どもをグルーピングしている。1 グループの人数は4-13 名とグループによってばらつきがある。職員の専門性は実に幅広い。クラスのメインは一般教員と特別支援教員の2 名で運営が行われてる。その他、心理士やソーシャルワーカー、セラピスト、中でもドラマセラピスト（演劇）は全体数が少ない分野である。音楽療法士、Dance の先生、Art の専門家、水泳指導の先生など様々な職種が協働している。職員同士が協働することで知らない分野のスキルを習得することができ、お互いに質を高め合うことができていると感じていると、校長は言う。国際教育課 Sophie 氏,Alan 氏とスクール 外観