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概要

kaigaikensyu46

? 50 ?アウトリーチの支援も行っており、このKimi Ora school の教師が地域の学校へサポートに行くという取り組みも行っている。教室の風景自閉症児の個別で取り組むスペース全クラスでの音楽療法クラスの時間割は以下の通りである。9:00 登校、朝の支度をする(家が遠い生徒は学校に着いてから朝食をとる)9:30-10:15 サークルタイム10:15-11:00 リセス(軽いスナック)とフリータイム11:00-12:00 曜日により、算数・読み書き・テーマによる学習などIEP ゴールに合わせた内容でグループまたは個別で活動に取り組む12:00-13:30 昼食とフリータイム、個別の取り組み13:30-14:20 曜日により、乗馬・温水プール・スパ・音楽(音楽療法の時間)・アッセンブル等14:20 帰りの支度、下校ユニークな取り組みとしては、音楽に合わせて体をタップする「Tic Pac」、週に1 度、近くの温水プールでのセラピーや車で30 分ほど走ったところにある乗馬センターへ行くこと、金曜日の午後にはKimi Caffe という名でクッキングを行い、希望者の昼食を調理する。メニューは各クラスごとに決め、近くのスーパーへ買い出しに行く。希望者の注文を受けて、1 つ3 ドルで販売を行なっている。生徒たちのバックグランドは脳性麻痺、自閉症スペクトラム、ダウン症、発達障害、また視覚、聴覚に障害がある生徒と様々である。歩行が難しい生徒のために、各クラスにはトイレがあり、天井にレールが設置されておりリフトでの移動を行う。温水プールに医療的な理由から行くことができない生徒に関しては学校内のSpa に入ることもできる。ニュージーランドにおいても年に2 回、親や教師、専門家が参加するIEP ミーティングが行われる。生徒一人ひとりにIEP ゴールが設けられ、それに従って支援が進められる。活動はグループで行うものもあるが、個別での課題に取り組む時間も十分に取られている。インターン1 週目は5-9 歳の低年齢の子どもが在籍するクラスに入った。活動の中で脳性麻痺の女子生徒がスイッチ操作で電動のぬいぐるみを動かし、先にあるツリーチャイムを鳴らすとい