ブックタイトルkaigaikensyu46
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? 52 ?る。ここでは基本的にPODD(Pragmatically Organized Dynamic Display)と呼ばれるコミュニケーションツールを使用している。それぞれの生徒に合わせてカスタマイズされている。通常版のもの、背景が黒で描かれていて絵がより鮮明に捉えることができるもの、iPad に組み込まれているものなどが用意されている。また、ホワイトボードに映し出された映像は手で触って操作することができる仕組みになっている。それぞれがPODD のコミュニケーションツールを手に持ち、サークルタイムがスタートする。時期的にニュージーランドのマオリの新年を祝う「Matariki」があり、授業の中でも取り入れられていた。「Matariki」の由来などストーリーは若干理解が難しい内容ではあったが、そこには星の数を数えたり、数字とマッチングしたり、色の選択や形の認識など様々な学習要素が組み込まれている。歌が好きな生徒もおり、歌の要素も取り入れて楽しんで参加することができるように工夫もされていた。サークルタイムの後は「Matariki」のストーリーを基にそれぞれのジャーナルブックに文章を書いたり、絵を描いたりする。その間、PODD の初心者にはST がサポートにあたり、手の麻痺がある生徒にはOT が斜面台や握りやすいグリップのマーカーを用意する。活動の際には誰がどの生徒に付くかを明確にし、サポートをしていた。授業の最後には一人ひとり生徒がどの様なことを書いたのかを聞いて、全員で共有をしていた。サークルタイムホワイトボードをタッチして答えるPODDコミュニケーションブックIEP ゴールに沿った個人の教材は一人ずつ箱に収められている校内Spa での取り組みコミュニティーへの参加博物館への郊外学習天気の良い日は戸外でPT を行う最終週の金曜日には巻き寿司作りのクッキングの指導を担当させて頂いた。担任とメニューや手順などを確認し、ショッピングリストやレシピなどを準備して活動にあたった。スーパーへ買い物に出かけ、何をいくつ買うか、ショッピングリストを頼りに必要な物を選び支払いをして学校に戻る。それから、道具の準備、身支度、ナイフで切り、スライスをするなど生徒のスキルに