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概要

kaigaikensyu46

? 53 ?合わせて、クッキングを行う。様々なライフスキルの練習がクッキングを通して学ぶことができる。ニュージーランドでもSushi は有名で好んで食べる人が多い。調理から食べるに至るまで楽しんで行うことができた。カリキュラムは特別支援学校向けに作成されたカリキュラムを使用している。中には通常の学校へ編入する生徒もいるため、通常の学年基準も合わせて記載されている。カリキュラムブックの中には、例や写真も記載されており、教師はそれらを参考にしながら一人ひとりの生徒に合わせてプランを立てている。生徒はタクシーで通学しているため、教師は日常で親と顔を合わせる機会が少ない。そのため、親とのコミュニケーションには連絡ノートを使用している。また、Story Park というインターネットのサイトで(セキュリティーがかかっており、親は我が子のもののみが閲覧できる)生徒一人ひとりのポートフォリオファイルがあり、そこに授業での様子をアップしている。セラピーをしている様子、活動に取り組んでいる様子を写真や動画などで親に見てもらうことができる。活動の内容はIEP のどのゴールにあたるのかも示してあり、生徒が何について取り組んでいるのかが一目瞭然である。それに対して親や親戚などのコメント、教師からのコメントを投稿し、やりとりができる。教師と親とのコミュニケーションツールとなっている。また、毎年親にアンケートを配布し、IEP ゴールは適切か、ニュースレターは役立つかなどいくつかの質問事項を設けている。アンケート結果は次年度の取り組みやイベントを考える際の参考にしている。こういったインターネットの活用は忙しい親と素早くコンタクトをとるのにとても役立つし、遠くの親戚なども生徒の様子を実際に見ることができ、家族間のコミュニケーションにも役立っているという。他には、教師の個人ページもあり、教師が書いた記事やクラス、学校全体で取り組んでいること、今週の活動の内容等を投稿し、記録に残している。障害の程度に関わらず、ユニークな取り組みや郊外学習に取り組む機会も多くとても活発な学校であった。低年齢のクラスは活動への向き合い方、コミュニケーションの仕方など個別で取り組む時間が多いが、高学年のクラスでの生徒の生活を見ていると、幼い時から継続してきたそういった個別の取り組みが積み重なり、応用が効き、様々な取り組みに適応ができているのだと感じた。もちろん、難しい場面にも遭遇したが、教師の悩みながらも信念を持ち、諦めずに繰り返し、繰り返し取り組む姿勢は学ぶ部分が多かった。Persistence Pays Off!(継続は力なり!)お寿司クッキングのレシピを作成役割分担をしてクッキングTotara クラスの生徒・先生方と