ブックタイトルkaigaikensyu46
- ページ
- 81/128
このページは kaigaikensyu46 の電子ブックに掲載されている81ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは kaigaikensyu46 の電子ブックに掲載されている81ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
kaigaikensyu46
? 77 ?Ⅱ スウェーデン ストックホルムLojtnantsgarden (4 月28 日~ 5 月11 日)~高齢者ケア施設~(1)施設の概要この施設は、55 名(内、認知症高齢者27 名)の方々が入居されている。中庭を囲むように円柱形の建物になっており、入居者の居室はすべて個室(約35 ㎡)である。居室内には、トイレ・シャワー・洗濯機・キッチン・冷蔵庫・キャビネット・介護用ベッドなどが整備されており、入居者は自宅から必要な家具を持ち込んで、自身のプライベート空間を作っていた。日本の高齢者施設と比べると、とにかく広いということが印象的だったが、入居者に言わせると“1 ルームの小さなアパートだ”と言っていた。居室内には介護用リフトが備え付けられており、職員が入居者を抱えるという介護は一切禁止されている。また、ユニットは全部で5 つあり、第1・2 ユニットは身体的に障害がある高齢者が対象となり、1 ユニット14 名で構成されていた。第3 ~ 5 ユニットは認知症高齢者を対象とし、1 ユニット8~ 9 名で構成されていた。職員体制は、日勤業務3 名(内1 名はキッチン担当)、遅出業務2 名、夜勤業務2 名でケアが行われる。認知症高齢者のユニットでは8 名の入居者に対して、職員を5名配置していることになる。それぞれの時間帯で常に4 名以上の職員がいるような体制だ。他にも看護職員、理学療法士、作業療法士が配置され、必要な時間にユニットに訪れるような体制になっていた。中庭とユニット内入居者の部屋